蓮舫氏、JOC竹田会長の退任表明に「辞めて済む話ではない」
立憲民主党の蓮舫副代表(51)が19日、ツイッターを更新。2020年東京五輪招致疑惑でフランス司法当局の捜査対象となっているJOCの竹田恒和会長(71)が都内で会見し、6月の任期満了で退任すると表明したことを受けて「辞めて済む話ではない」と、その背後にある疑惑の真相究明を求めた。
蓮舫氏は「招致に絡んだ贈賄容疑の訴追に向けて仏の司法当局が予審手続を開始とメディアに報じられた直後の1月の記者会見はわずか数分で言いっ放しで打ち切り。きちんと説明、記者との質疑をまずは行うべき話です」と、非難を浴びた“質疑なしの数分会見”を俎上(そじょう)にあげながら、竹田会長の姿勢を断罪した。
竹田会長はこの日、疑惑の背景や真相などに言及することなく、「次代を担う若いリーダーにJOCを託し、新しい時代を切り開いてもらうことが最もふさわしい」と述べたが、蓮舫氏は「疑惑が理由ではなく次の若い世代に譲りたい、との説明が繰り返されています」と、焦点のすり替えを指摘した。
返す刀で「定年を迎え、オリンピックを成功させるために新しいリーダーに新しい時代を切り開いてほしい、と。綺麗に引責したいと聞こえる」と“逃げ切り”を図る同会長やその周辺を非難した。