東ちづる 京都のタクシーで不快な思い…「車イスは乗せられません」
女優の東ちづるが19日、ツイッターに連続投稿。京都・祇園でタクシーを止めて乗車したところ、ドライバーの言動によって不快な思いをしたことをツイートした。
東は「先週の1週間の夏休みの旅で、京都で1つだけ残念というか、悲しいというか、落胆したことがあった」と報告を始めた。「祇園でタクシーをとめた。東京にも支社がある、私が信頼を寄せているタクシー会社の車だった。パートナーの車イスを乗せてもらうためトランクを開けてほしいとお願い」をしたところ、ドライバーは「車イスは乗せられません」と返したという。東ら、客をを見ることもなく即答だったという。
東は「予期せぬ対応にうろたえた。車イスユーザーのパートナーは、もうトランクに手を掛けている」と記した。すると一緒にいた友人が激怒し、ドライバーに「そんな乗車拒否は許されへんねん!トランクあけなさい!」と述べた。トランクは開いたが、ドライバーは運転席に座ったままだったという。
東らが後部座席に座り、ドライバーの表情を確かめたところ、若く、憮然としていたという。東は「障害者差別解消法」のことや、「車イスユーザーにとって今のような対応は辛い、外出を諦めようになる人もいるということ、オリパラに向けて国単位で多様性社会をめざしていること、そして何より私たちの楽しくなるはずの今日1日がこの瞬間に不快になってしまったこと」を伝えた。
友人が「お宅の会社の社長さんは友達や。このこと言うたら、あんたエライことになるで。サービスを大事にしてるやろ、おたくは」と言ったところ、ドライバーは小さな声で「すいませんでした」と謝罪の言葉を口にしたという。東は「反省ではなく、ヤバイ・・・という声だった。もちろん友人はタクシー会社に言いつけたりはしない。が、ドライバーさんの一言で、そのタクシー会社の信頼は薄れた。信頼を構築するのは時間もかかるし大変なことなのに、失うのは簡単、一瞬だ。あのドライバーさんが、これから色々考え直しますように」と行動が改まることを願った。