AKSが国内AKB全グループから撤退…HKTなど6グループは独立採算制に
AKB48グループを運営する株式会社AKSが、2月に社名を「株式会社ヴァーナロッサム」に変更し、国内の48グループの運営からは撤退することが20日、発表された。同社は現在募集中も含めた海外の9グループと、グローバルガールズグループ・IZ*ONEの運営を行う。
現在、AKSが運営しているAKB48、HKT48、NGT48はそれぞれ独立し、株式会社AKB、HKT、NGT(それぞれ仮)となり、すでに独立済みのSKE48、NMB48、STU48と合わせ、国内6グループがすべて独立採算制を敷くことになる。関係者によると、グループが巨大化したことを受け、「運営側とメンバーがより密接なコミュニケーションを行ったり、地域との連携をより深めるため」という理由だという。
独立する新会社は、株式会社AKBが4月、HKT&NGTが3月に発足予定。AKBは現AKS取締役・内村和樹氏が、HKTは同・前田治昌氏が、NGTは現NGT48劇場副支配人の岡田剛氏が社長に就任する。
AKSは2006年、AKB48の運営管理を主たる事業として設立された。国内姉妹グループの中で、STU48以外の6グループは、過去にAKSの運営管理下に置かれていた。昨年2月にはSKE48の運営事業を株式会社KeyHolderに30億円で譲渡。NMB48については、16年10月にKYORAKU吉本.ホールディングスから運営事業を譲渡されたが、昨年6月に再譲渡していた。STU48は17年3月の発足から、株式会社STUが運営を行っている。