カンテレ「鬼滅の刃」放送 報道番組から異例の“鬼滅リレー”

 カンテレ(関西テレビ)が23日、空前ブームを起こしているアニメ「鬼滅の刃」を午後7時からオンエアした。今月10、17日に「土曜プレミアム」枠で2週連続放送し、反響を受けて、急きょ放送が決まった。12月4日まで、金曜19時枠(関西ローカル)でレギュラー放送される。「鬼滅-」は近畿圏では読売テレビで放送されたが、局を移してカンテレでゴールデンタイムに再放送されることになった。

 この日の第6話、第7話の放送前には、「この時間は予定を変更して『鬼滅の刃』をお送りします。『土曜プレミアム』では放送されなかったエピソードをお楽しみください。」とメッセージが表示された。

 午後7時までは報道番組「報道ランナー」が放送されているが、この日、最後に取り上げたのが“「鬼滅」人気 関西でも”というニュース。劇場版公開から3日で興収が46億円を突破する大ヒットになったことや、梅田の書店で書籍が爆売れ中であること、奈良の葛木坐火雷神社(かつらきにいますほのいかづちじんじゃ)が、人気キャラ・我妻善逸の必殺技「火雷神(ほのいかづちのかみ)」に似ているということから、コスプレイヤーが訪れる現象となっていることなどを取り上げた。

 エンディングでは男性アナウンサーが「すでにテレビの前で待ってらっしゃるかもしれません。実は『鬼滅の刃』、ご覧のチャンネルで『報道ランナー』のあと、毎週金曜、夜7時、テレビアニメ版が何と放送スタートします」「皆さん一緒に見ましょう」と呼びかけるところで、番組が終わるという“鬼滅リレー”だった。

 カンテレの金曜夜7時は、7月24日に突然終了した「快傑えみちゃんねる」(上沼恵美子司会)の放送枠で、同番組終了後はフジ制作の「坂上どうぶつ王国」を放送してきた。

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