００年に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「オードリー」が２３日、ＮＨＫＢＳで再放送された。この日は初めて美月（大橋梓）が養母の滝乃（大竹しのぶ）に猛烈反抗。滝乃のあまりにも勝手な言い分に、ネットでは再放送開始から何度もつぶやかれた「滝乃がヤバすぎる」の声が上がった。

　この日の「オードリー」では、君江（藤山直美）が、思い続ける助監督の杉本（堺雅人）のために字を覚え、ラブレターをしたためる。しかしいざ、渡そうと思っても緊張して渡せないため、美月がそれを俳優の幹（佐々木蔵之介）に託す。だがそこから行き違いが生じ、ラブレターは大京映画の黒田社長のもとへ。宛名も書いていなかったため、黒田社長が開封してしまい、君江のラブレターだと知って滝乃に返しに行く。

　これに滝乃は激怒。下働きの君江の身分では杉本とは釣り合わないなどとこんこんと説教。これを聞いてしまった美月は、君江が誰を好きになるかは君江が決めることだと猛反発。滝乃は自分が君江に釣り合った人を探し、この家から嫁に出してやるつもりだと言うも、美月は君江のラブレターを勝手に読んだ滝乃と黒田社長にも激怒する。

　美月の反抗にショックを受けた滝乃は、愛子（賀来千香子）と春夫（段田安則）に相談。愛子は美月の言い分は分かると言うと、「（美月が）大きくなって、変な男を好きになったらどないするの？」などと泣き出し、自分の意見に従うように２人に言い聞かせる。

　本当の親ではないにもかかわらず、どこまでも「身分」「格差」にこだわり続ける滝乃の言い分にネットもあ然。「おいおい、滝乃…」「あのぅ、他人ですよね…」「滝乃の狂気が炸裂しているなぁ」「だめだこりゃ。滝乃まったく変わらん」「お前は美月ちゃんのなんなんや……」など、滝乃の主張にドン引きの声が数多く上がっていた。