ゴールデンウィーク予算は大幅ダウン 物価高の影響が直撃

 明治安田は、このほど家計に関するアンケート結果を発表した。9割以上の人が「昨年以上に物価高の影響を実感」と回答するなど、物価高の家計へのダメージが大きく、GWの予算が昨年比で約1万円減に加え、貯蓄額と夫のお小遣い額が3年ぶりに減少など、日々の生活でのさまざまな影響が浮き彫りとなった。

 物価高に関しては、94・1%の人が「昨年以上の影響」と感じている中、最も影響がある費用に「食費」を挙げた人が73・0%で最も多く、昨年比でも22・5ポイントも上回るなど、食料品の値上げが、家計に深刻なダメージとなっていることが伺えた。世帯支出も、昨年より「増えた」との回答が約4割(37・5%)で、支出が増えた理由は「物価高騰により生活費が増えているため」が8割(83・2%)を超えるなど、やはり国民の生活に重くのしかかっている。

 この物価高は、今年のゴールデンウイーク(GW)の予算にも影響した。家計における昨年のGW予算は、平均で3万9294円と2年連続で増加していたが、今年は大きく減少に転じ、平均で2万9677円と約1万円もダウンした。GW予算を減らした人の理由のトップは「物価高」(65・8%)で、物価高が生活を直撃し、GW予算を捻出する余裕がないことが、減少につながっているようだ。実際に、GWの過ごし方も「自宅で過ごす」が46・8%で、昨年(41・6%)との比較で5・2ポイント増加。「国内旅行」「海外旅行」は昨年から減少した。

 また、2年連続で上昇していた世帯の貯蓄額だが、今年は平均1303万円で、昨年の1478万円から175万円減と大きく減少した。同様に2年連続で上昇していた夫のお小遣い額も、今年は3万3039円と、昨年の3万5552円から2513円も減った。

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