世界的なブライダルデザイナーの桂由美さんが亡くなったことが３０日、分かった。９４歳。公式インスタグラムで公表された。

　インスタグラムには、ウエディングドレスを手直ししているように見える真剣なまなざしの桂さんの写真が。「桂由美に感謝を込めてー　株式会社ユミカツラインターナショナルは、１９６５年以来ユミカツラのクリエイティブディレクターを務めてきた桂由美（かつら・ゆみ／９４歳）の逝去を発表します」と伝えた。

　戦後は打ち掛けなどの和装がほとんどだった花嫁衣装について、洋装の華やかなドレスをデザインし、日本のブライダルシーンを劇的に変化させた。インスタには「１９８１年にはＮＹショーのデビューを皮切りに、ローマやパリなど、３０カ国以上へと活動の場を広げ、国内だけにとどまらず世界中の花嫁に影響を与えました」と日本だけではなく、世界中の花嫁の憧れのブランドとなったことも伝えている。

　日本の芸能界でも多くの花嫁が桂さんデザインのドレスを着用。憧れの花嫁衣装の地位を確固たるものにした。