アイドルグループ・ＡＫＢ４８が１０日、東京・秋葉原の専用劇場で、５年半ぶりの新公演「Ｍ．Ｔ．に捧ぐ」の初日を迎えた。横山由依（２３）、小嶋陽菜（２７）、ＨＫＴ４８と兼任の宮脇咲良（１７）らチームＡの１９人が出演。７パターンの新衣装で新曲１７曲を披露した。

　表題曲の歌詞には、４月に卒業を控える高橋みなみ（２４）へのオマージュが込められ、初めて客席で聞き入った高橋の瞳には涙がキラリ。「１曲目から泣いてしまいました。ただ、それは感動というよりも、メンバーみんなの生き生きとした顔を観られたからです」と心境を明かした。

　グループ総監督を引き継いだ横山は、「たかみなさんが背負ってきたものが描かれていて、自分も足を踏み入れつつあるのですごく分かる。ファンの方の心を動かせるパフォーマンスにつながれば」と決意を表明した。待望の新公演とあって、２５０席への申し込み倍率は２９５倍だった。