歌手で俳優の福山雅治（４４）が２９日、都内で、主演映画「真夏の方程式」の初日あいさつに、女優・吉高由里子（２４）、杏（２７）らと登場した。吉高は２５日に２０１４年度前期のＮＨＫ連続テレビ小説「花子とアン」（来年３月３１日スタート）でヒロインを演じることが発表されたばかりで、杏も同枠の次回作「ごちそうさん」（９月３０日スタート）に主演。朝ドラヒロインのそろい踏みをいじってみせた福山だったが、予期せぬ“クレーム”にたじろいだ。

　連続ドラマ版「ガリレオ」の撮影を２０日にクランクアップすると２７日には香港プレミアに出席して、前日に帰国したばかり。ハードスケジュールをこなした福山が、晴れて初日を迎えた。

　左に吉高、右に杏と朝ドラヒロインにはさまれた壇上。杏が役の心情を織り込んでマジメに話している最中に、なぜかニヤケ顔を浮かべると「杏さんのごあいさつの終盤、吉高さんが小声で『（杏は）完璧ぃ、完璧だ』と言うんです。２大朝ドラ女優として学んで下さいね。バトンタッチですから」と、所属事務所の後輩でもある吉高をイジって、大役へ向けてハッパをかけた。

　“実に面白い”旬の話題に客席は沸いたが、思わぬところから横やりが。「そこはあまり立てないで欲しいのですが…真裏なんですよ」。声の主は、舞台あいさつの司会で、朝ドラと同時間帯に放送されているフジテレビの情報番組「とくダネ！」に出演している笠井信輔アナウンサー（５０）だ。福山は「あ～、スミマセン！！海外に行ってたので、そういう事情が分からなくなってまして」と、苦し紛れの言い訳をするしかなかった。

　公開初日は、前作「容疑者ｘの献身」の１１５％という動員を記録し、興行収入５０億円超えを見込めるロケットスタート。福山は３０日から全国キャンペーンに赴き、７月４日には台湾での上映会に参加する。気温の上昇とともに“ガリレオの夏”も本番へ突入した。