能年玲奈 主演映画でクラゲオタク役
不良の次はオタク!女優の能年玲奈(20)が映画「海月姫(くらげひめ)」(12月公開予定)に主演し、さえない外見のクラゲオタクを演じることが16日、分かった。
累計270万部を売り上げている、同名人気漫画の実写化。自信のなさからオシャレな人や異性を見ると挙動不審となる設定で、衣装を含めて“ダサい能年”を追求するという。
ドラマ「あまちゃん」(2013年)の天真らんまんな天野アキ、映画「ホットロード」(8月16日公開)の不良少女・宮市和希からイメージをがらりと変え、能年が今度はオタク女子を演じる。
メガネに三つ編みのさえない外見で、男子禁制のアパートに住むクラゲ好き。異性の前では挙動不審となり、私服もダサダサ。でも、メーキャップすると美女に…という人気漫画のキャラクターを再現するため、ビジュアル面には徹底的にこだわるという。
奇抜な衣装で知られる歌手・きゃりーぱみゅぱみゅの衣装を担当する飯嶋久美子氏が、どうすればダサくなるかを追求。川村泰祐監督が能年の起用理由を「あか抜けない女の子からお姫様へと変身する豊かなキャラクターを面白く演じきれる」と説明するように、主人公の変身のギャップを際立たせる。
能年は出演にあたり「クラゲを見るのが好きですし、あとウミウシも好き。頑張らせていただきます」と意気込み。このほか、女装癖のある美男子に菅田将暉(21)、その異母兄で女性恐怖症の童貞に長谷川博己(37)、能年と同じアパートに住むオタ女たちに池脇千鶴(32)らがふんする。
配給のアスミック・エースでは、興収21億円のヒットとなった「ヘルタースケルター」以来となる全国200館規模での公開を予定している。