中条あやみ 映画で異色ヒロイン演じる
宮沢りえ(42)や綾瀬はるか(30)らを輩出した「ポカリスエット」のCMで話題を呼んでいる、女性ファッション誌「Seventeen」の専属モデルで女優の中条あやみ(18)が、映画「ライチ☆光クラブ」(来年公開)で機械に恋する異色ヒロインを演じることが18日、分かった。
主演の野村周平(21)ら9人のイケメンから美の象徴としてあがめられるカノン役。原作漫画の作者・古屋兎丸氏も「(原作の)セリフを裏切らない絶対的美少女です」と太鼓判を押している。
「ライチ☆光クラブ」は、とある街の廃工場を舞台に、大人たちへの革命を目指す秘密クラブの少年たち9人の物語。中条はクラブの“女神”としてとらわれるヒロイン・カノン役で、機械と恋をする難しい役どころだ。
原作には、カノンを見た少年が「なんてキレイな子なの…」と息を飲むシーンがあり、演じるには説得力のある美少女である必要があった。内藤瑛亮監督(32)は「美しさと意志の強さを併せ持っていて、カノンをいま演じられるのは彼女しかいなかった」と起用理由を説明。ネット上で“天使のよう”とまとめサイトが作られる9頭身美女の存在が映画を成立させた。
撮影は昨年12月に富士山の麓の廃工場で行われ、水に沈められるシーンでは極寒の中で何度もびしょぬれになった。加えて、カメラが回っているときはストーブもつけられない過酷な現場。中条は「監獄のようでした(笑)」と振り返りつつ、「奇抜でとてもカッコいい世界観をもつ映画に仕上がっていると思います」と手応えを口にしている。
映画は10月1~10日まで韓国で開催される釜山国際映画祭で上映されることも決定。中条は現地入りし、レッドカーペットで“海外デビュー”を果たす。