元光GENJI諸星和己 「仕事がねえ、収入ねえ」と自虐ギャグ

 【2011年12月4日付デイリースポーツ紙面より】

 元光GENJIで歌手の諸星和己(41)が3日、東京・江東区のサンストリート亀戸で5年ぶりの新曲「俺(お)らなんにもね~」の発売記念イベントを行った。84年の吉幾三(59)の大ヒット曲「俺(お)ら東京さ行ぐだ」の27年を経ての続編で、諸星自身が作詞を手がけ、現代風にアレンジ。吉を7年かけて口説いたといい「おねーちゃんでもそんなに口説かない」と笑わせながら、「仕事がねえ、収入ねえ」と熱唱した。

 諸星が演歌の大御所の魂を受け継いだ。

 新曲の「‐なんにもね~」は「‐東京さ行ぐだ」の続編的作品。おなじみのメロディーに「仕事がねえ、収入ねえ」「俺らこんな都市いやだ~俺らこんな暮らしいやだ~」という今の世相を乗せた。

 きっかけは、諸星がニューヨークの居酒屋で04年に「俺ら東京さ行ぐだ」をたまたま聞き、孤独に悩む心にしみたこと。その後、親交のあった吉を7年かけて口説いた。諸星は「おねーちゃんでもそんなに口説いたことのない俺が!」と笑わせた。

 吉は最初、「何言ってるの?」と驚いたというが、その熱意に「自分の生活を忠実に書いて」と快諾。完成作もほめてくれたという。

 諸星は「吉さんはなくてはならない人。そういう存在になりたい。一緒のステージに立ちたい」と敬愛していることを明かした。

 800人のファンを前に舌好調の諸星は、ちびっ子を前に「お兄ちゃん知ってるか?知らねーや、みたいな顔です」「嵐じゃないよ!昔は嵐のようなスーパースターでした。アイドルになると、つらいんです!終わった後が。メシ食うにしてもかっこつけなきゃいけないんだ」と自虐ギャグを飛ばすなどノリノリ。

 曲のテーマとなった「背伸びをしない」というメッセージを「貧乏なら貧乏なりに生きて下さい!金持ちなら金をバンバン使って下さい!そして日本を良くして下さい!」と諸星流に説明し、ファンも爆笑。

 結婚については「41歳、家族、子供を持って違う責任を持って先へ進みたいというのはある」としたものの「相手がなかなか選べない!いっぱい寄って来ちゃって」と話し、しばらくは独身を謳歌(おうか)したいようだった。

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

主要ニュース

ランキング(芸能)

  1. 人気バイオリニスト 長女が最難関女子高を卒業 グレーの制服姿を公開→名門大に進学「大人っぽいから大学生かと」

  2. 山里亮太「あのとき、ごめんね」過去にマウントをとった相手がのちの大ブレーク芸人「俺、本当に調子に乗ってたから」

  3. 佐々木希「一文字違い」佐々木朗希との対面に感激 「秋田と岩手バンザイ」「美男美女」の声

  4. 意外すぎ!元広島・山本浩二氏 息子の妻が超有名芸人の娘だった!23年前に出会い17年後結婚 宴会芸に「父超えた」

  5. 元競泳日本代表・萩原智子さんの父は萩原健一さんだった!

話題の写真ランキング

写真

リアルタイムランキング

  1. 【野球】ポスティングでの米大リーグ挑戦を希望する選手が続出する現状に球界OBが疑問符 「なんか勘違いしてるんじゃないか」 落合博満氏はかつて「契約金返してから言え」と提言

  2. 佐々木朗希 目にいっぱいの涙ため込む 本拠地デビューで二回途中2失点KO 制球定まらず、球速も上がらず 本拠地落胆の声

  3. 落合氏、大船渡・佐々木は「時間がかかる」右手中指の血マメを不安視

  4. 人気バイオリニスト 長女が最難関女子高を卒業 グレーの制服姿を公開→名門大に進学「大人っぽいから大学生かと」

  5. 佐々木朗希 目にいっぱいの涙ため込む 本拠地デビューで二回途中2失点KO 制球定まらず、球速も上がらず 本拠地落胆の声

注目トピックス