「ヒップアップ」小林すすむさんの死伝えたラサール石井のツイッター

 【2012年5月19日付デイリースポーツ紙面より】

 胃がんと肝硬変のため16日夜に亡くなったお笑いトリオ「ヒップアップ」のメンバーで俳優の小林すすむさん(享年58)の死をいち早く伝えたのは80年代の漫才ブーム当時、ヒップアップと人気を二分した「コント赤信号」のラサール石井だった。

 石井は17日朝、自身のツイッターで「お笑いグループ、ヒップアップの一員で、最近ではドラマの名脇役だった小林すすむが、スキルス性胃ガンのため、昨夜22時45分に亡くなりました。58歳でした。」と訃報を伝えた。

 そして「いつも柔らかい笑顔の心底いい奴でした。誰も真似のできないフワリとした味のあるいい役者でした。遺作は『踊る大捜査線』になりました」と哀悼のコメントを寄せた。

 「迷惑がかかるから」と病については周囲に話していなかった小林さん。ラサールは「小林は病気のことを誰にも知らせていませんでしたが、山田邦子が皆に知らせたお蔭で、最後の一週間は相棒の島崎をはじめ、ひょうきん族の仲間や花より男子の出演者達が見舞いに来てくれて、とても嬉しそうでした。」と病を隠して闘っていたことも明かし、最後の1週間は大切な仲間と過ごすことができたことを報告。「最後は痛みも苦しみもなく、穏やかに召されていきました。安らかに眠っておくれ。」と別れの言葉をつづっている。

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