ピンク映画の女王「M資金」詐欺!「愛のコリーダ」にも出演
【2012年2月18日付デイリースポーツ紙面より】
かつて「ピンク映画の女王」といわれた元女優松井康子容疑者(73)=東京都調布市=が17日までに、詐欺の疑いで高知県警清水署などに逮捕された。同署によると、容疑を否認している。
松井容疑者は、主に1960~70年代に多くの成人映画に出演し、「ピンク映画の女王」と呼ばれた。一般作品では大島渚監督の「愛のコリーダ」に出演し、今村昌平監督の「神々の深き欲望」では俳優・三國連太郎と共演した。
逮捕容疑は、2007年9~10月、戦後復興のための裏金とされ、実態不明の「M資金」を運用しているなどと資産家を装って高知県土佐清水市に住む男性(56)に近づき、海外への渡航費用として200万円をだまし取った疑い。清水署によると、男性が再三返済を求めても応じないため、09年に被害届が出されていた。同署はほかにも被害者がいる可能性が高いとみて捜査する。