椎名林檎のバンドメンバー逮捕で生出演中止…泥酔の末に警察官にタックル
【2011年2月13日デイリースポーツ紙面より】
シンガー・ソングライター椎名林檎(32)を中心とする人気バンド・東京事変のドラマー・刄田綴色(はたとしき)こと畑利樹容疑者(34)が、公務執行妨害容疑で、警視庁三鷹署に現行犯逮捕されていたことが12日、分かった。10日夜、東京都三鷹市の路上で、職務質問しようとした同署の男性巡査部長(31)にタックルを見舞い、そのまま取り押さえられた。畑容疑者は泥酔状態だった。事件の影響で18日と25日に予定されていたテレビの生出演が中止となったほか、23日に予定されていた新曲の発売も無期延期となった。
10日午後8時56分、東京都三鷹市牟礼6丁目の民家に住む女性から「風呂場の窓ガラスが割られた」と三鷹署へ通報があった。女性によると「ドン」という大きな音がして、風呂場へ行くと、ガラスが割れていたという。10分後に現場へ駆けつけた警察官が、民家の前の路上で泥酔状態の畑容疑者を発見した。職務質問しようと声をかけたところ、いきなりタックルしてきたという。巡査部長は尻もちをつき、畑容疑者は公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。
現場は畑容疑者の自宅のすぐ近くだった。アルコール検査では、「かなり高い数値」(同署)を示していたという。
同署によると、留置場で一夜を過ごし、目覚めた畑容疑者は、事態がのみこめず、ボー然。「どうしてここにいるんだろう?」とつぶやいていたという。取り調べにはしょんぼりした様子で「酔っぱらっていて覚えていない」と供述しているという。
同署は公務執行妨害容疑のほかに、民家の窓ガラスを割った器物損壊容疑でも取り調べる方針。