【２０１２年３月１１日付デイリースポーツ紙面より】

　モーニング娘。の卒業生によるユニット「ドリームモーニング娘。」が１０日、東京・日本武道館で“ラストライブ”を行った。昨年１月２８日に結成された同ユニットは今公演をもって活動は一時休止となるが、吉澤ひとみ（２６）は「いつか必ずまた会いましょう！」とファンに再会を約束。ステージにはゲストとして石黒彩（３３）、辻希美（２４）とともに、昨年１２月をもって芸能活動を休止した後藤真希（２６）が登場。１日限りの“復帰”に武道館は騒然となった。

　プロデューサーのつんく♂（４３）から誘われ決定したゴマキの“サプライズ出演”。つんく♂の「プッチモニと後藤真希！」という紹介の声に、１万人のファンは騒然となった。

　割れんばかりの拍手と「ごっちん！（後藤の愛称）」コールに迎えられたゴマキは「武道館も久しぶりで、プッチモニも久しぶり」と顔を紅潮させ「（曲の）振りは体に入ってるんですよ」と笑顔。保田圭（３１）と吉澤とともに「ちょこっとＬＯＶＥ」～「ＢＡＢＹ！恋にＫＮＯＣＫ　ＯＵＴ！」と続くメドレーを元気いっぱい披露した。

　この日は１年２カ月の活動を締めくくる“総決算”ステージ。１２年ぶり参加となった石黒や、育児休暇中の辻が登場したほか、客席には出産目前の藤本美貴（２７）も駆けつけるなど、オールスターキャストが勢ぞろいした。メンバーは２時間半にわたるステージで、メドレーを含む２３曲を歌い上げ“有終の美”を披露。吉澤は「ドリームモーニング娘。は不滅だと思っています。いつか必ずまた会いましょう」とメッセージした。

　東日本大震災から１年という節目を翌日に控えたメモリアルコンサート。客席には昨年１２月の仙台公演後に一部メンバーが訪れたことが縁で招待された宮城県石巻市、女川町、名取市、岩沼市、亘理町の約７０人の姿があった。小川麻琴（２４）は「これからも歌やエンターテインメントを通じて日本が元気になるように張り切っていきたいと思います」とメッセージした。客席では辻の夫・杉浦太陽（３１）や矢口真里（２９）の夫・中村昌也（２５）、スザンヌ（２５）、ミッツ・マングローブ（３６）、高木ブー（７９）らも見守った。