泰葉 小朝に「豚野郎」 脅迫メール「数百通送った」と衝撃告白

 【2008年10月29日・デイリースポーツ紙面】

 元夫で落語家・春風亭小朝(53)に対する過激発言でお騒がせのタレント・泰葉(47)が28日、小朝に対して“絶縁状”ともとれるFAXをマスコミ各社に送付した。その中で、これまで小朝サイドに数百通の脅迫メールを送っていた衝撃の事実を明かすなど騒動に発展した“真相”を告白。今回の騒動に関し、27日深夜に電話で直接小朝と話したものの、話し合いは平行線で、直接「豚野郎」とののしるなど物別れに終わったことを明かした。29日には都内で会見し、騒動の真意を語るという。また、泰葉の母・海老名香葉子さん(75)は、今回の騒動に対する直筆の謝罪文を発表した。

 自ら騒動を巻き起こし、連日メディアを騒がせてきた泰葉が、またファクスで衝撃の事実を明かした。

 何と小朝に対し、数百通への脅迫メールを送っていたというのだ。一歩間違えば、犯罪にもなりかねない事実。しかも、その内容も“金髪豚野郎”を超える汚い言葉のオンパレード。泰葉によれば「自分の心の叫びを小朝に届けたかったため」という。何度もメールしたが小朝に相手にされず、回数、内容もどんどんエスカレートした。

 小朝はひたすら耐えていたようだ。ただ、我慢の限界にきたのか、ついに泰葉の母・海老名香葉子さんに事実を訴えた。騒動を大きくした26日の「上野音楽祭」の出演取りやめは、この「訴える」という言葉の行き違いで、香葉子さんが泰葉の出演を止めたためとしている。

 さらには、今回の騒動に関し、27日の深夜にお互いが電話で話し合いを持ったことも明かしている。離婚後はほとんど会話はしていなかった2人だが、紳士的な対応に終始する小朝に対し、泰葉はここでも悪態をついた。話し合いは1時間半にも及んだが最後まで平行線。泰葉は「あんな奴、こりごりです。二度とお目にかかることはないでしょう」と絶縁宣言している。

 泰葉の所属事務所は「今後一切(小朝と)会うことはない」と説明。29日に泰葉が都内で会見し、真意を明かすとしている。小朝サイドは、今回のファクスに対しても「お答えはできません」とこれまでと同じく沈黙したまま。ただ、数百通という脅迫メールの被害があったとすれば、刑事告発の手続きをとることは可能。今後の対応も注目される。

〈泰葉のFAX全文〉

 マスコミ各位の皆様

 上野音楽祭におきまして、急なキャンセル心よりお詫びいたします。

 告白します。私は、小朝氏に対し、数百通の脅迫メールを送っていました。ここには書けないような、汚い言葉のオンパレードです。どうして送ったのか。それは、小朝氏の心に私の叫びを届けたかったからです。いつもスルーされてしまうので、それはどんどんエスカレートしていきました。金髪豚野郎など優しいものではありませんでした。

 もう、歯止めがきかなくなっていました。ほんとうにひどかった。開き直るわけではありませんが、吐き出さなければならない、私の心の叫びでした。

 小朝氏はそれを受け止めるという「男気」でいたのですがあまりにもひどくなったので、根岸の母に訴えたのです。「訴える」という言葉が母の頭の中で巨大化し、私を止めたのです。

 昨夜遅く、小朝氏と電話で話しました。とても紳士的でした。私は乱暴者でした。全く話は平行線。だから、私が満足するような高座をやれ!と悪態をつきました。沢山質問をしました。

 今の私が本当の私だ、結婚していたか?と聞いたら、無理だ。と返されました。私はあんたより大きくなってやる!見ていろ!と言ってやりました。本人に直接、豚野郎と言いました。

 一時間半、戦いました。でも国境がありました。越えられない国境です。パスポートは捨てる事にしました。あちらの国にはもう二度と行きたくない。

 本当に疲れました。私はもう間違った舟に乗りたくない。あんな奴、こりごりです。二度とお目にかかることはないでしょう。どうか、お元気で、落語の小さい世界で生きていただきたい。私は自由に大空を飛びたい!私の今の偽りのない気持ちです。

 私にはもう、判断する気力が残っていません。音楽とこの件は一緒にしたくない。

平成20年10月28日

泰葉

(原文ママ)

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