【２０１２年４月３日付デイリースポーツ記事より】

　俳優の永山絢斗（２２）が３月２９日に、バイクで転倒して左ひざを骨折し、５月１２日から出演予定だった舞台「ハンドダウンキッチン」（東京・パルコ劇場）を降板したことが２日、明らかになった。公式ブログで発表した。都内の病院に入院した永山はこの日、手術を受けて成功したものの、回復までには約１カ月かかるため、出演を断念したという。

　痛恨の事故で、意欲満々だった初舞台を自らフイにしてしまった。 　永山は３月２９日午後、舞台の自主練習から帰宅する際、都内の一般道を自ら所有するバイクで直進中に急ブレーキをかけたが、止まりきれずに横転。バイクが左足に乗ってしまい、ひざを骨折したという。バイクは排気量５０ｃｃだが原付自転車ではなく、重さは５０キロ以上あるとみられる。

　永山は事故直後から意識ははっきりしていたものの、すぐに都内の病院に運ばれて入院。この日手術を受けて成功したが、回復までには１カ月かかると診断された。そのため、５月の舞台は、けいこなどに間に合わないことを考慮し、降板を決めたという。

　この日、公式ブログを更新した所属事務所スタッフは「（永山は）自らの不注意が引き起こしたことの重大さを深く反省し、まずは治療に専念することが先決と自分を戒めております」と明かした。別の関係者は「初舞台で気合が入っていただけに落胆している」と心情を代弁した。舞台の代役は俳優の中村倫也（２５）が務める。

　永山は俳優・瑛太（２９）の弟で、０７年にドラマ「おじいさん先生」でデビュー。確かな演技力のあるイケメン俳優として人気を集めており、今夏には出演映画「ぱいかじ南海作戦」の公開が予定されている。