坂本ちゃんもビックリ!? “電波少年”ケイコ先生が意外な転身
【2006年3月21日デイリースポーツ紙面】
浪花節に魅せられ、東京から大阪に居を移して修行を積んだ東京大卒の女性浪曲師春野恵子さん(32)=本名唐木恵子=が20日、大阪市東成区の大阪府立健康科学センターで開かれた寄席でデビュー公演を行った。
東大教育学部を卒業後に出演した日本テレビ系のバラエティー番組「進ぬ!電波少年」の芸人が大学合格を目指す企画で、家庭教師の“ケイコ先生”として登場。その後ドラマやCMなどで活躍した。だがどこか満足できず悩んでいた時、寄席で聞いた浪曲に衝撃を受けたのが転身のきっかけだったという。
2004年1月に上方浪曲界の第一人者、春野百合子さん(79)に弟子入り。この日は、100人を超える観客を前に「出世太閤記 秋風矢矧(しゅうふうやはぎ)の橋」を披露。約25分間の演目を演じ、会場からは大きな拍手が起こった。
終了後、恵子さんは「浪曲は笑い、歌、芝居の魅力が詰まっている。マスコミでは紹介されないけど、こんな素晴らしい芸能があることを多くの人たちに伝えていきたい」と意気込みを語った。