ドウェイン、窃盗団としての過去を告白

 ドウェイン・ジョンソンは窃盗団に関係するようになったことで17歳までに「8、9回」は逮捕されていたそうだ。生まれ故郷のハワイでは厳しい環境で育ったというドウェインは、14歳でアパートを追い出されてからというもの、犯罪へと手を染めるようになり、かつては観光客をターゲットにしていたと明かした。ドウェインらの組織が何を対象にしていたのかという質問に対して、「高級な服や宝石だね。ワイキキにはプラダやグッチ、アルマーニ、かなりの宝石店が立ち並ぶ高級店街が2か所くらいあるんだ」「ワイキキには観光客が溢れているし、お金も飛び交っているよ。外国からのお金もやってくるから、俺たちはそれをターゲットにした窃盗団だったんだ。俺たちは現金や高級服や宝石を狙って、出来るだけ高額で販売していたよ」とドウェインは答えた。

 そんな過去のために何度か警察のお世話になったドウェインだが、自宅を追い出されたことによって14歳から体を鍛えるようになったため、ある意味、その経験も役に立ったとマッスル・アンド・フィットネス誌に語っている。「14歳でトレーニングを始めたけど、14歳で逮捕され始めたよ。ケンカや盗みとか、すべきじゃなかった馬鹿げた行動でね」「でも毎日午後にボーイズ・クラブに行く時間を見つけてスピードバッグを叩いたり、トレーニングをしていたよ。身体を鍛え始めたのも立ち退きさせられたことが原因だったわけさ。でもそれでもバカなことをしでかして、トラブルに巻き込まれて逮捕されていたんだ。17歳になるまでには8、9回逮捕されていたんじゃないかな」

 そんな過去を明かしながらもドウェインは、滅入った気分から回復できたのは体を鍛えていたおかげだと説明している。「何も効果的な治療薬はないからね。ただ体を動かして、トレーニングをすることが必要だったんだ。血行を良くして、汗をかいて、尊敬心をもつこと、それが俺の治療法だったのさ」「退去させられた頃から俺はすっかり変わっているけど、あのことを忘れることはないよ。あの気分を忘れることはないさ」「おふくろが泣いている姿や、『俺に出来ることは体を鍛えることだけだ』と感じたことは忘れることはないね。っていうのもスタローンやアーノルド、ブルース・ウィルスっていう成功している男たちは、みんなアクション俳優だったからね」

 (BANG Media International)

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