ベン・アフレック、祖先隠した件の釈明

ベン・アフレックがドキュメンタリー番組で祖先が奴隷主であったことを隠したのは恥ずかしく思ったからだという。米PBS局『ファインディング・ユア・ルーツ』で祖先の一部をカットするように依頼していたことが先日判明して以来、初めて口を開いたベンは、自分が人間を「所有」していた人物と血のつながりがあることを不快に思ったからだと説明した。

ベンはフェイスブックにこう綴っている。「『ファインディング・ユア・ルーツ』に向けた僕の先祖の徹底的な調査の結果、遠縁の親戚が奴隷主であることが発見されたんだ」「僕はどんなテレビ番組でも奴隷を所有していた男を自分の家族として放送して欲しくなかった。恥ずかしかったんだ。その考えでとても苦い思いをしたよ」「スキップ(番組司会者ヘンリー・ルイス・ゲイツ・Jr)が何を番組に入れるかを決定したんだ。僕は何を使うべきかってことについて監督たちに働きかけるのと同様に彼に働きかけをしたよ。それは共同製作における創作過程だからね」「それでスキップは奴隷主についての点には同意したけど、ほかには僕が賛成しなかった点もあったよ。結局のところ、あれは彼の番組だし、そういうものだとは分かっていたよ。彼の友人であることを誇りに思っているし、あの番組に参加したことも誇りに思っているよ」「あれはニュース番組ではないってことを忘れないでほしいんだ。『ファインディング・ユア・ルーツ』は自分の家族についての詳細な情報を自主的に提供する番組であって、そのことでかなり傷つきやすくなるものだよ。この前提はあの番組が真実性を欠くことはないけど、参加者の意志を尊重して、自分の家族の恥となると思う点については目を向けないということなんだ」

そんな釈明をするに至ったベンだが、今回の件によってアメリカの歴史における汚点に注目を集められたことには感謝していると続けている。「奴隷の問題があの話に含まれるべきではないという自分の当初の考えを後悔しているよ。祖先への称賛も批判も子孫たちが受けるべきではないし、今回の話に対する注目度は僕達が国民としてまだ奴隷制というひどい過去の問題に取り組んでいるということを表していると思う。それは今後も続けていく価値が十分にある調査だよ。間接的であるにせよ、僕の話がその討議に少しでも貢献できることを嬉しく思うよ。あの男は自分の祖先としては好きではないけど、僕達の国の歴史が話題になるという点については喜ばしく感じているよ」 (BANG Media International)

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