ザ・スミス、未発表曲2作をアナログ盤でリリース
ザ・スミスが未発表曲2曲をアナログ盤でリリースするようだ。モリッシーのファンサイトtrue-to-you.netでは、バンドの3作目のアルバム『ザ・クイーン・イズ・デッド』の収録曲『心に茨を持つ少年』と1987年発表の『ザ・ラウダー・ザン・ボム』の収録曲『ラバー・リング』の2曲の未公開バージョンが7インチ盤で発売されると伝えている。
ワーナー・UKからリリース予定のこの新作の発売日については明らかになっていないが、同サイトには『007 スカイフォール』などで知られる俳優アルバート・フィニーを起用したモリッシー自らが手がけたアートワークもすでに公開されている。
モリッシーは先日、『ザ・クイーン・イズ・デッド』の発売30周年にあたって、レコード会社から十分な支援を受けられなかったと不満を漏らしていたところだった。その際モリッシーは「みんなは新たなアナログ盤を欲しがっているんだ。復刻版なんかじゃなくてね。音源はオフィスや廊下を山積みにしたくない大手レコード会社の願いで取り除かれてしまったからね」「まだ世間は店に行ってアルバムや7インチ盤を買いたいのに、ストリーミングを推進するレーベル側にはそれが合わないんだよ。それで何の努力もなしに買われた音楽が意味のないチャートを作り出すことになるのさ」と語っていた。
一方でギタリストのジョニー・マーは自伝の中で、2008年にザ・スミスが再結成しかけていた事実を明かしていた。1982年の結成当時から1987年の解散まで参加していたジョニーはその中で、元バンドメンバー達とパブで会った際に再結成の可能性について話し合ったというエピソードを綴っていた。(BANG Media International)