原駅ステージA、ふわふわ同時デビュー

 「Rockstar」を熱唱する原駅ステージA=赤坂BLITZ(撮影・堀内翔)
2枚

 大手芸能事務所ライジングプロが運営する常設劇場「原宿駅前ステージ」に出演する2つの女性グループ「原駅ステージA(エース)」「ふわふわ」が、1枚のCDで4月13日に同時デビューすることを29日、都内で行ったライブで発表した。両A面シングルで、7人組のAが「Rockstar」、19人組のふわふわが「フワフワSugar Love」を歌う。同じスタートラインに立った2組は「武道館でライブしたい」「私たちが先」とライバル心を燃え上がらせた。

 ライブ終盤に同時CDデビューが発表されると、ファン700人からどよめきと歓声が起きた。ステージ上の26人もガッツポーズ。Aの伊藤貴璃(14)は「今まで以上にパフォーマンスが上達するよう頑張る」と誓った。

 2組は、デビューを目指す4組で構成する「原宿駅前パーティーズ」の一員として、昨年8月にオープンした「-ステージ」で毎週末ライブを開催。当初は80~90人の集客だったがすぐに話題となり、現在は100席のチケットに30~40倍の応募が殺到している。

 その人気ぶりからデビューが決定。しかも「個性の違う2グループがより切磋琢磨(せっさたくま)するように」と、2組による両A面CD発売という異例の船出となった。

 14~18歳の7人によるAはキレのいいダンスと高いボーカルスキルが売りで、事務所の先輩グループSPEEDをほうふつさせる本格派。一方のふわふわは小学生メンバーもいる平均年齢14・2歳の、キュートな正統派アイドルグループだ。

 デビューCDはタッグを組む形となったが、ライバル心は強い。Aの磯部杏莉(17)が「大きなステージに立ちたい。夢は日本武道館」とブチ上げれば、ふわふわの最年少・岩崎春果(12)は「ふわふわが先に立つ。全国のファンにも知ってほしい」とキッパリ。仲良く競いながら、アイドル戦国時代を戦い抜く決意を見せた。

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