今年９月から胃がん治療のため休養していた、女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよ（年齢非公表）が３日、京都・祇園花月で、約３カ月ぶりに舞台復帰した。終了後に会見し、治療を継続しながら活動していくことを明かした。

　いくよは、この日が誕生日で、故郷京都のステージにおなじみのバッチリメークで登場。万雷の拍手で迎えられ「おかげさまで元気に戻ってきました」と笑顔で応え、にぎやかな漫才を展開した。

　９月に検査で胃がんが判明し、大阪市内の病院に入院して治療に専念。１１月５日に退院し、医師から復帰の許可が出たことで、仕事再開を決めた。来年１月ごろまで抗がん剤治療を続け、様子をみていく。体重は少し落ちたが、薬の副作用はあまりないという。

　いくよが「がんとは、これまで付き合った彼氏よりは長いお付き合いになりそう」とおどけると、毎日、病院を見舞って付き添った相方のくるよも「病室に行ったら素顔で、誰か分かりませんでしたね」。芸人らしい明るい復帰会見となった。４日以降も舞台出演やラジオ出演が決まっている。