渡哲也 急性心筋梗塞で手術していた
俳優の渡哲也(73)が、急性心筋梗塞のため6月10日に都内の病院で緊急手術を受けていたことが17日、分かった。約1カ月間、入院し、現在はリハビリ生活を送っているという。この日、横浜・総持寺で営まれた故石原裕次郎さんの二十九回忌法要で発表された。俳優・舘ひろし(65)、神田正輝(64)らが「ヘタすれば、死に至っていた」などと語り、渡の病状を説明した。
渡は6月10日に自宅で胸の痛みを訴えたという。すぐにマネジャーの車で都内の病院へ行き、心電図検査を受け、病気が発覚。同日にカテーテル手術を行った。その後は今月11日まで入院生活を送っていた。対応が早かったため大事には至らなかったが、舘は「ヘタすれば、死に至っていたこともあったようです」と明かした。
幸い、後遺症はなく、現在はストレッチなどのリハビリを自宅で行いながら静養している。復帰について舘は「3カ月ぐらいリハビリをして」と話し、「今はとにかくリハビリを頑張ってほしい」とエールを送った。
渡は、昨年まで出席していた裕次郎さんの法要の欠席を余儀なくされた。前日の16日に電話で話したという舘は「法要に出席できなかったことを残念がっておりまして、『本日来られた人には心から感謝を伝えてくれ』と言われました」と明かした。
この日の法要に集まったファン500人へ、裕次郎さんの妻で石原プロモーション会長の石原まき子さん(81)は「渡さんはちょっと体調を崩されまして。今はとても元気ですが、大事な大事な渡さんなのでご静養いただいた」と説明した。
1991年には直腸がんを患った過去もある渡。14年8月のイベントを最後に公の場に姿を見せておらず、一部で「重病説」が報じられていたが、事務所は否定していた。