中村虎之介 網膜剥離で舞台を休演
歌舞伎俳優の中村虎之介(17)が右目の裂孔原性網膜剥離(れっこうげんせいもうまくはくり)により歌舞伎座公演「八月納涼歌舞伎」(6~28日まで)を休演することが3日、分かった。同日、製作の松竹がFAXで発表した。
虎之介は7月31日まで中村鴈治郎(56)の襲名披露となる全国巡業公演「松竹大歌舞伎」に出演。8月1日に手術を受け、退院。経過は良好だが、大事をとり休演を決めた。現在は療養に努めている。
代役は歌舞伎俳優・中村鶴松(20)が務める。8月31日から始まる鴈治郎襲名巡業公演には出演を予定している。
網膜剥離は放置すると失明の危険もある。原因としては、もっとも多いのは加齢によるもの。加齢にともない、眼球内を満たす硝子体が縮小すると網膜が引っ張られて穴が開くことがある。その穴から網膜の裏側に水が入ると網膜がはがれる。若い人の場合は、近視の目に小さな穴が開いて発症することもある。