米良美一、一時は医師見放すも手術成功
昨年12月にくも膜下出血のため倒れ、9月に復帰舞台に立つカウンターテナー歌手の米良美一(44)が27日、フジテレビ系「ノンストップ!」(月-金曜、前9時50分)の取材に対して、一時は医師から見放されかけたほどの重症であったことを打ち明けた。
米良は23日に受けた「ノンストップ!」の取材で「生まれ変わって心入れ替えて歌っていくために今回のこの病気も必要だったのかなと思います」と、つらい経験を歌に生かす思いを語った。
しかし倒れた当時、運び込まれた病院で付き添ったマネジャーらは医師から「覚悟して下さい」と告げられていた。
米良はくも膜下出血とともに水頭症も起こしており、医師はリスクが大きいことから手術をためらったが、駆けつけた米良の母が「ダメ元でいいからやって下さい」と医師の背中を押したという。
手術は2回施された。米良は術後1カ月半たってやっと意識がはっきりし、その時まず「生きてた!」と思った。そして「声は出るのか?」ということを心配し、周りの患者を気遣って小さな声を出したところちゃんと出たので安心したという。
米良は昨年12月8日、自宅で意識不明の状態で発見され、病院搬送されて「左部分のくも膜下出血」と診断されて緊急手術を受けた。今年3月末に退院し、宮崎の実家でリハビリに取り組んでいた。
そして26日には公式サイトで、9月6日に群馬県の玉村町文化センターで行われる「宮川彬良×米良美一『ふたりの歌謡ショウ』」で復帰することが発表された。90分のステージで16曲を歌う予定で、現在の状態は「70%」。懸命にリハーサルに取り組んでいる。