橋田壽賀子氏 転倒し顔面負傷で代役

ばんそうこうを着けて現れた橋田壽賀子=東京千代田区のホテルニューオータニ(撮影・園田高夫)
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 脚本家の橋田壽賀子氏(91)が10日、都内で行われた「第24回橋田賞」の授賞式に出席。今月2日に転倒し、顔面を負傷したことを明かした。例年、自身がプレゼンターを務めていたが、今年は橋田文化財団の理事が“代役”を務めた。

 会場に姿を現した橋田氏は、大きな傷こそ目立たなかったものの、左目は若干、腫れた状態。左目尻と眉毛の上にばんそうこうを貼っていた。転倒した際にケガしたのか、左手首にもばんそうこうが見えた。

 橋田氏は開会に先立ったあいさつで「本当は私が登壇して、賞状などをお渡しするんですが、5月2日に病院の前で転びまして、すごいあざなんですね」と説明。「メークさんが(アザを)消してくれてるんですけど、まだ腫れてますし、そういう顔で賞状を差し上げても縁起が良くないかと思いまして」と、プレゼンターを固辞した理由を語った。

 体調面には大きな不安はないようで、あいさつも元気いっぱい。「90になって転ぶとなかなか治りにくいといいますが、まだ1週間なのでひどい顔です。よろしくお願いいたします」と締めくくり、会場の笑いを誘った。

 「橋田賞」は、橋田氏が理事長を務める一般財団法人・橋田文化財団が設立したもの。

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