栩内被告 元彼ASKA被告をバッサリ

 「CHAGE and ASKA」のASKA(本名・宮崎重明)被告(56)の知人女性で、覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた栩内(とちない)香澄美被告(37)の第2回公判が9日、東京地裁で行われた。初公判の罪状認否で「第三者が覚せい剤を何らかの方法で私に使用した」とした供述を「第三者とは宮崎さん」と修正。ASKA被告によって事件に巻き込まれたと主張することで“ASKA切り”を表明した。

 栩内被告は黒のニットジャケットに紺のパンツ姿で、横についた職員に笑顔を見せる余裕もあった。

 冒頭、弁護側が「前回の罪状認否を修正したい」と申し出。栩内被告が書面を読む形で、前回、自身の体内に薬物を入れた可能性があるとした「第三者」を「宮崎さん以外にない。周囲で違法薬物を使用していたのは宮崎さんだけ」と断定。「(ASKA被告の名を出すことで)報道がさらに過熱することを恐れたが、言葉足らずだった」と説明した。

 ASKA被告がガラスのパイプから煙を出したものを吸引しているのを発見し、「ハーブのようなもの」と説明するASKA被告に止めるよう注意すると、その後は性交渉後に「君の寝言が面白いから聞きたい」と睡眠導入剤の服用を勧めていたことを明かし、栩内被告の熟睡中にASKA被告が薬物を使用した可能性を指摘した。

 ASKA被告の公判で飛び出したメールのやり取りも詳細に公開。今年4月29日、薬物の使用を疑う栩内被告にASKA被告が「絶対に違う。財布から塩がこぼれた以外に思いつかない」と否定。栩内被告は「バッグから何かを出してトイレに行くのを見てた」と突き放した。

 ASKA被告は初公判で「大切な存在。(好きということ?)そうです」と栩内被告に未練たらたらだったが、栩内被告は決別ムード。検察側が次回までにASKA被告を尋問する考えを示したのに対し、被告側は、ASKA被告の法廷でも多くの事実が明らかになっていることから必要性を認めず、ここでも拒絶した。次回公判は10月2日に行われる。

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