元お笑いコンビ「キングオブコメディ」の今野浩喜（３７）が２８日、ビートたけしが審査委員長を務める「第２５回東スポ映画大賞」のエンターテインメント賞部門の「激励賞」に選ばれ２８日、都内での授賞式に登場した。

　昨年１２月２６日に女子高生の制服などを盗んだとして相方の高橋健一被告（４４）＝窃盗罪などで起訴＝が逮捕され、コンビ解散。たけし委員長は「これから頑張れというエールを送る」として選んだことを説明。今野の姿を見るなり、「（元）巨人の桑田（真澄）の中学生（の時）みたいだな」と個性あふれる風貌を評した。

　今野は、受賞後の会見で、相方の突然の逮捕について聞かれ「この年齢で人間不信になるとはね。トラウマにもなるのですね」としみじみ。事件後は、元相方とは「全然（連絡）取ってません」と明かした。

　実は仕事を理由に欠席しようとも思ったというが、「ぜひ言いたいことがある」と決意して出席。壇上では「こういうことになると、捕まったのはボクの方と思われてしまう。全然違います。人は顔で判断される。ボクの方ではありません。それを言いに来た」と、笑いを交え強く訴えていた。

　キンコメは２０００年に結成。１０年にキングオブコントで優勝した。“イケメン”の方の高橋被告がツッコミ、今野がボケを担当。今野はＴＢＳ系「下町ロケット」やＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」に出演するなど、個性派俳優として注目を集めている。