ジャニーズWEST、社長に直談判
4月にCDデビューする4人組・ジャニーズWESTが7人でデビューすることになり、5日、東京・日生劇場で開幕した初座長公演「なにわ侍 ハローTOKYO!!」(28日、千秋楽)でお披露目された。
4人がジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(82)に7人での活動を直談判。関西ジャニーズJr.の濱田崇裕(25)、神山智洋(20)、藤井流星(20)の3人が新たに加わることが決まった。
初座長舞台で、いきなりのサプライズだ。メンバーが「7人でCDデビューすることになりました」と発表すると、ファン1300人が歓喜の悲鳴を上げた。
グループは当初4人でデビュー予定だった。昨年末のジャニーズカウントダウンコンサートでデビューを発表したが、1月5日に大阪で関西ジャニーズJr.による正月コンサートを終えたときにメンバーが話し合い、濱田ら3人を加えた7人なら、より輝いたグループになると社長に直訴。社長から「責任を持ってやりなさい」と許可を得ることで7人体制が実現した。
グループ結成までの物語は初座長舞台でドキュメンタリーに近い形で上演された。開幕2日前にセリフを大幅に変更した第1幕では、4人が“なにわ侍”として活動するが、うまくいかず3人を仲間に迎えることでパワーアップしたグループになる姿を描いた。
第2幕では物語同様に現実世界でも7人で活動することを報告。感情のこもったセリフと舞台とリンクした異例の発表に会場からはすすり泣く声が漏れていた。
7人はファンクラブを中心とした全国規模のファン投票でCDデビュー曲を決める予定。ステージでは、「ええじゃないか」など候補の数曲をお披露目した。
メンバーの神山は「ジャニーズの代表になるという強い気持ちを持っていきたい」と語り、桐山照史(24)も「ドームでコンサートをしたい」と気合。関西発の“7人の侍”が全国にその名をとどろかせていく。