プロ野球・ソフトバンクの元投手で野球評論家の斉藤和巳氏（３７）と離婚を発表した、タレントのスザンヌ（２８）が１８日、都内で報告会見を行った。昨年９月に一方的に別れを切り出され、弁護士を通じた話し合いの末、１６日に離婚届を提出したという。大粒の涙をこぼしながら、３年４カ月の結婚生活を振り返り、斉藤氏の不倫疑惑については「ホントじゃないといいな…」と“潔白”を信じた。

　離婚発表から一夜が明け、傷心のスザンヌが５０人以上の報道陣の前に姿を見せた。

　冒頭で１６日に離婚届を提出したことを報告。時折、持ち前の笑顔を浮かべながら経緯を説明していたが、「子どもが小さいので、息子のことを思うと…」と昨年１月に誕生した長男（１）に触れると、涙があふれ出した。

　昨年夏に「もう忘れちゃうくらい、普通の夫婦げんか」が原因で斉藤氏が自宅を飛び出し、そのまま別居。１～２カ月が経過した同９月、斉藤氏と会った際に別れを切り出されたという。その後は一度も会えないまま、弁護士を通じた話し合いとなり、年末に離婚を決意。親権はスザンヌが持ち、「養育費という形で、息子の父親として責任を取ってもらいます。慰謝料もちゃんと（払ってもらえる）」と明かした。

　離婚理由には夫婦のコミュニケーション不足を挙げながら、「ホントのホントの理由は、私にも分からない部分があるのかな」と漏らした。「ホントに幸せでした。彼に出会えてなかったら、息子にも出会えてなかったし、感謝してます」と結婚生活を回顧した。

　昨年１２月に報じられた斉藤氏と女子プロゴルファーの不倫疑惑についても、「真実だとしても知りたくなかったので、突き詰めたり、証拠を探すことはしたくなかった」と元夫を責めることはなかった。

　１１年１２月の結婚を機に福岡を拠点としていたが、今後は熊本の実家近くに引っ越す予定。「息子とは二人三脚で、このお母さんで良かったと思ってもらえるように頑張ります」と、シングルマザーの覚悟を示していた。