元時津風親方の山本氏が死去していた

 大相撲の元小結双津竜で、引退後は時津風親方として部屋を運営し、力士暴行死事件で実刑判決を受けた山本順一氏が死去していたことが12日、日本相撲協会関係者の話で分かった。64歳だった。時津風部屋の関係者によると、肺がんを患っていた。

 北海道室蘭市出身で、63年秋場所で初土俵を踏んだ。巨体を生かした寄りを得意とし、79年名古屋場所には小結へと昇進。82年九州場所を最後に引退した。

 2002年8月に時津風部屋を継承。07年6月に弟子だった序ノ口力士斉藤俊さん=当時(17)、しこ名時太山=が愛知県犬山市の部屋の宿舎で暴行を受けて死亡した事件により、同年10月に相撲協会を解雇された。

 08年2月に傷害致死容疑で逮捕、起訴され、11年に懲役5年の実刑が確定した。収監されていたが体調を崩し、入院していた。

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