17歳のプロボクサー服部海斗さん死去
白血病で闘病していた17歳のプロボクサー・服部海斗さん(大成ジム)が24日午前11時、慢性骨髄性白血病のため、大阪市立大学医学部付属病院で死去した。所属ジムの丸元大成会長が明らかにした。
13年12月に海外でプロデビュー後、14年3月に病気が発覚。昨年、父の骨髄を移植する手術を行うなど一度は回復傾向にあったが再発し、年明けからは容体が悪化していた。
同ジムで親友のWBAアジアミニマム級王者・加納陸(17)と同時に海外デビュー。「海と陸-16歳のプロボクサー-」のタイトルで、昨年12月にはテレビ大阪で放映された。IBF・WBO世界ミニマム級統一王者・高山勝成(31)、元所属のグリーンツダジムなどが募金を集め、闘病を支援する輪は広がっていた。
加納は「海斗は必死に闘っている。あいつは必ずリングに帰ってくる」と祈っていたが届かなかった。丸元会長は「1年にわたって、闘病を続けてきて、本当によく頑張ったと思う。最後の最後まで、ボクサー魂を見せてくれた。ゆっくり休んでほしい」とコメントした。
通夜は25日午後6時、葬儀・告別式は26日午後1時30分から、ともに大阪市立やすらぎ天空館(〒545-0052 大阪市阿倍野区阿部野橋筋4-19-115TEL06・6656・6381)で。喪主は父・兼司さん。