演劇評論家 扇田昭彦氏が急逝
演劇評論家の扇田昭彦(せんだ・あきひこ)氏が22日、悪性リンパ腫のため死去した。74歳だった。同氏が編集委員を務めていた朝日新聞社が発表した。
今月中旬まで、通常通りに原稿を執筆していたというが、不調を感じて受けた検査で悪性リンパ腫が発覚。1週間の入院後、22日午後9時1分に亡くなった。
葬儀・告別式は近親者のみで営み、後日、お別れの会を開く予定。喪主は長男で演出家の拓也氏。
扇田氏は1940年6月26日生まれ。朝日新聞社に入社後は、長く演劇担当記者として活躍した。著書に「日本の現代演劇」(95年)、「唐十郎の劇世界」(07年)など。