「愛が生まれた日」の大内義昭さん死去
音楽プロデューサーとして活躍し、デュエットの人気曲「愛が生まれた日」の歌手としても知られる大内義昭(おおうち・よしあき)さんが22日午前2時20分ごろ、食道がんのため北九州市八幡東区の病院で死去した。55歳。北九州市出身。葬儀・告別式は家族で済ませた。喪主は母婦美恵(ふみえ)さん。
小比類巻かほるの「Hold On Me」を作曲するなど多くの楽曲を手掛け、1994年には女優・藤谷美和子と歌った「愛が生まれた日」がミリオンセラーとなった。90年代後半以降は出身地の北九州市に活動拠点を移し、若手ミュージシャンの育成にも尽力した。親族によると、昨年1月ごろから体調を崩し、入退院を繰り返していた。
藤谷は、夫で演出家の岡村俊一氏を通じて「近年はまったく会っていなかったが、訃報を聞いてとても寂しい。『愛が-』は私にとっても大切な思い出。心からご冥福をお祈りします」とコメントを寄せた。