元吉本名誉会長中邨秀雄氏が死去 82歳
吉本興業の元名誉会長の中邨秀雄(なかむら・ひでお)さんが7月3日に肺炎のため大阪市内の病院で亡くなったことが1日、分かった。82歳だった。
中邨さんは大阪市出身。関西学院大学卒。1955年に吉本興業に入社し、花菱アチャコらのマネジャーとしてスタートした。吉本新喜劇の立ち上げに深く関わり、吉本の人気を全国区に高めていった。
1991年4月、林正之助会長の死去に伴い、代表取締役社長に就任。99年に会長、03年に名誉会長となった。04年7月に「健康上の理由」として名誉会長職を退任した。
現役時代は大阪府立大学の公開講座で特別講師として招かれ、所属タレントの年収を明かすなどサービス精神が旺盛だった。