元巨人スカウト部長の伊藤氏が死去
巨人は18日、元スカウト部長の伊藤菊雄(いとう・きくお)氏が、8月15日午前8時8分、心不全のため名古屋市内の病院で死去したと発表した。79歳。通夜・告別式はすでに家族葬で行われた。供花、弔電、香典などは辞退の意向。
伊藤氏は1935年10月24日生まれ、愛媛県出身。近大野球部助監督を経て61年に巨人に入って関西担当スカウトを務め、87年から95年はスカウト部長。99年に退職するまでスカウトとして活躍し、小林繁(全大丸)、西本聖(松山商)、桑田真澄(PL学園)各投手らの獲得に携わった。03年には当時の阪神・星野監督の要請でスカウト部門の非常勤顧問に就任。体調不良のため04年4月に退団した。
巨人・原辰徳監督は「我々世代の代表的なジャイアンツのスカウト。元気よく頼りがいのある先輩だった。ご冥福をお祈りします」とコメントした。元巨人の桑田真澄氏は、「巨人に入団ができ、今もこうやって野球に携わっていられるのは、伊藤さんとのご縁があったから。心から感謝しています。ご冥福をお祈りします」とコメントした。