慶大元監督・前田さん通夜に約700人
東京六大学野球の慶大元監督で85歳で亡くなった前田祐吉さんの通夜が15日、東京・桐ケ谷斎場で営まれ、教え子の巨人の堤辰佳GMら約700人が弔問した。16日の告別式で弔辞を述べる慶大・大久保秀昭監督は「非常に悲しいし残念。ぼくのすべてといっていいくらいの人」と恩師を悼んで涙ぐんだ。
前田さんは1960年に慶大の監督に就任、65年に退任するまで3度のリーグ優勝。82年に監督に復帰してからも5度のリーグ優勝に導いた。バルセロナ五輪監督の山中正竹さんは「知識も豊富で頭もよく、目標とする監督でした」と話した。