石坂浩二 降板騒動に不満にじませる
俳優の石坂浩二(74)が29日放送のフジテレビ「とくダネ!」(月~金、前8・00)で直撃取材に応じ、自身が司会を務めてきたテレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」(火曜、後8・54)の降板について言及。「たとえ感じることがあっても私個人の問題」と口にし、「(収録で)空気とか雰囲気とかあると思うけど、それは変えちゃプロとして失礼」と不満を抱えていることを示唆した。
同番組が石坂を直撃したのは降板報道がニュースとなった28日午後10時ころ。番組内で発言シーンがカットされていると報道されていることについては「それについてのコメントは別に私は言わない、と。言えないというか…言わないことにしているんですけど」と明言を避けたが、「たとえ感じることがあってもそれは私個人の問題ですから」と行間に何らかのしこりを抱えていることを感じさせた。
また、番組側との確執やトラブルについては「さあ、わかりません」と一度は口にしながらも、「それは私の方が言うべきことじゃなくて、12チャンネル(テレビ東京)の方が何かおっしゃるんだったらおっしゃるべきだと思いますけどね」とチクリと話した。
21年間続けてきた番組を3月末で降板との報道には、「それもまだはっきりはわかりませんけど…」と言葉を濁しながらも、来週の収録について「空気が映ったりとかするし、雰囲気的なものもあるし、いろんなことがあると思いますけど、それは変えちゃうと、やっぱりプロとしては失礼ですから。別に普通にやりますけど」と穏やかな口調の中にも、番組側への不満をにじませた。
なお「とくダネ!」の小倉智昭キャスターは、「鑑定団」の熱心なファンであることを明かし、「石坂さんあっての『鑑定団』と思ってるんで」と“石坂なき鑑定団”に残念そうな表情を見せた。
なお、石坂の後任には、元日本テレビでフリーアナウンサーの福澤朗(52)が内定している。