元衆院議員でタレントの東国原英夫が２０日、関西テレビ「胸いっぱいサミット」に出演。今月２日に覚せい剤取締法違反（所持）で逮捕された元プロ野球選手・清原和博容疑者と薬物使用疑惑が報じられる直前の２年前にテレビの特番で共演した際の様子を「ろれつが回らない、支離滅裂」と異様だったと明かした。

　同番組はゴールデン枠の３時間特番として収録したが、直後の１４年３月に週刊文春が薬物疑惑を報じ、一度お蔵入りに。その後、清原容疑者が映っている場面を全てカットし、大幅に再編集。同年５月に、ゴールデンではなく昼に、時間も大幅に短縮し２時間番組として放送されたという。

　同じく同番組に出演していたジャーナリストの山路徹氏も「支離滅裂。しゃべりっぱなしで止まらない。司会者（今田耕司）も口をはさめなかった」と証言した。

　清原容疑者の異常な言動に、東国原は「みんな酔っ払ってるのかなと思ったんですよ」と二日酔いを疑ったが、臭いをかいでも「酒のにおいがしない」ことからおかしいと思ったという。

　一時お蔵入りになった同番組は、ひな壇に座ったゲストのエピソードににまつわるランキング形式で、１位が清原容疑者の話題だった。スペシャルゲストとして登場したが「その出て来方（きかた）がこう」と東国原はわっしわっしと上を向き、大いばりで歩く様子を再現してみせた。

　異様な言動で出演者、スタッフを驚かせた清原容疑者は、収録の「途中にいなくなった」（山路氏）そうで、東国原は「多分、（スタッフに）下げられたんだよね」と番組を途中で“クビ”になっていたことを明かした。

　同番組については、司会の今田も１３日放送の関西のローカル番組で、「ろれつ回らへんし、しゃべってる内容も使えるもんではないし。目もすわってるし」「二日酔いかと思ったけど、酒のにおいせえへんからおかしいと思った」と話していた。