高島礼子離婚も 「決断しないと」
6月24日に覚せい剤取締法と大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕された元俳優の高知東生容疑者(本名大崎丈二、51)の妻で、女優の高島礼子(51)が30日、京都市内で謝罪会見を行った。時折、涙で声を詰まらせながら「冗談かと思うほど、実感がなかった」と夫の薬物使用を知らなかったと説明。99年から17年間連れ添ってきたが、「私を支えてくださる方のために、決断をしないといけないかと思う」と離婚の可能性も示唆した。
動揺を隠せなかった。“おしどり夫婦”と呼ばれた夫・高知容疑者の逮捕から6日。報道陣の前に初めて姿をみせた高島は、気丈に質問に答えたものの、大きな目は充血し、時折、涙で話せなくなるほどだった。
夫の薬物使用については「本当に本当に、分かりませんでした。(副作用で汗をかくことは)私自身も汗をかくし、そういうものかと思っていた」といまだに信じられない様子だった。
現在、皮肉にも警察官を演じるテレビ朝日系ドラマ「女たちの特捜最前線」(7月21日スタート)の撮影で京都に滞在中。この日は、仕事の合間に事情聴取と尿検査を受けたことを明らかにした。
仕事で留守中に、夫の不倫と薬物事件が発覚するというショッキングな状況。夫とともに逮捕されたクラブホステスの五十川敦子容疑者(33)は、高知容疑者が設立し、高島が副理事を務める社団法人の賛助会員だが、「10年ほど前、友人の友人として紹介されて会ったらしい、という程度」の認識しかないという。「不倫より、絶対に手を出してはいけないこと(薬物)に手を出したことの方が重い」と悔しがった。
高知容疑者は昨秋、高島の父の介護のため芸能界を引退したともされるが「彼から、介護で芸能界を辞めるとは聞いていない」と否定。高知容疑者はエステティックサロンを開業しており、芸能界引退理由について「彼は、芸能人が片手間に商売するのは相手に失礼ということで辞めると」と説明した。
今後の夫婦の姿について聞かれると「今は(薬物使用に気付かなかった)妻としての責任がある。彼がマイナスから更生していくのを見極めたいが…」と話すと、言葉に詰まった。
さらに「離婚も?」と問われると「私を支えてくださる大勢の方を裏切ってはいけない。そのために、そういう決断をしないといけないかと」と涙ながらに離婚の可能性も示唆した。20分間の会見中、テレビカメラ20台、のべ100人の取材陣に対し「本当に申し訳ございませんでした」と、何度も頭を深く下げた高島。左手薬指に結婚指輪はなかった。