【セントライト記念】レーザー巻き返し
「セントライト記念・G2」(17日、中山)
充電効果でVを狙う。サンレイレーザーは約2カ月半ぶりの出走。リフレッシュした姿で巻き返しを図る。高橋忠師は11日、「ラジオNIKKEI賞(11着)のころは使い詰めで、暑さもこたえて出来もひと息だった。中間はグリーンウッドで調整していたし、こちらでも2回速い時計を出していい動きをしている。体は重いけど、輸送もあるからね」と仕上がりの良さを強調する。
「今回が試金石になると思う」。既定路線の菊花賞に向かうのか、それともマイル路線か。その判断材料になるのが距離適性だ。「長いようだと千六、千八に使わなければならないのかもしれない。どんな走りをするのか試す意味もある」。地方からの転入後、JRAで挙げた2勝はいずれもマイル戦。3000メートルのG1に向かうなら、越えなければならない課題がある。「気持ちの幼い部分があったけど、落ち着きも出てだいぶ成長してきた」。スキルアップしたことに胸を張り、条件クリアを思い描く。
鞍上には今週から騎乗するピンナを配した。「先入観のないジョッキーに乗ってもらおう、ということでね」。G1勝ちの実績もあるイタリアからの刺客にその思いを託す。