ブリランテ屈腱炎 来秋の復帰目指す

 菊花賞を脚部不安で回避したダービー馬ディープブリランテ(牡3歳、栗東・矢作)が19日、右前脚に屈腱炎を発症していたことが分かった。栗東トレセン内の診療所でのエコー検査で判明したもので、症状としては中程度という。

 ダービー制覇後には英G1・キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(8着)に挑戦。帰国後は天皇賞・秋への参戦も視野に入れていたが、復帰戦に菊花賞を選択。17日の栗東CWでの最終追い切りでは抜群の動きを披露したが、翌18日の運動後に右前脚に熱感が認められたため、同レースへの出走を回避した。

 矢作師は「とても残念だが、回避したことで最悪の事態は免れた。道のりは厳しいが、来秋の復帰を目指して、馬とともに頑張っていきたい」とコメント。今後は滋賀県のノーザンファームしがらきに放牧へ出たのち、北海道苫小牧市のノーザンファーム空港へ移動する。

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