嶋田功師が勇退へ…騎手時代に樫5勝
“牝馬の嶋田”と呼ばれ、人気ジョッキーとして大活躍した嶋田功調教師(66)=美浦=の勇退が1日、明らかになった。20日付で、調教師生活にピリオドを打つ。
64年に騎手デビュー。73年にはタケホープで、当時のアイドルホース・ハイセイコーを下してダービー制覇。オークスでは3連覇(72~74年)を含む通算5勝で“オークス男”の異名を取るなど、輝かしい実績を残した。その後、調教師免許を取得し、89年に厩舎を開業。同年のダービー卿CT(アイビートウコウ)など重賞は計4勝。近年は勝ち星に恵まれず、今年は先週終了時点で1勝と低迷していた。
「もともと60歳になったら辞めようかなと思っていた。調教師時代には思うような成績を残せなかったけど、騎手時代にダービーを勝ててよかった」と、これまでの競馬人生を振り返った。