【JC】ソレミア気配良好!受けて立つ
「ジャパンC・G1」(25日、東京)
フランスの4歳牝馬は、堂々とオルフェーヴルとのリベンジマッチを受けて立つ構えだ。凱旋門賞では、日本のファンの夢をゴール前で打ち砕いたソレミア。「オルフェーヴルはとても素晴らしい馬で、そのホームである日本で再戦できるのは光栄。プレッシャーはあるけど、最善を尽くすだけだよ。最終的には強い馬が勝つ」と、コーヘン助手もその時を待ちわびている。
通算成績は13戦5勝。伏兵の評価を覆した前走が自身初のビッグタイトル。これまで来日した凱旋門賞馬に比べて一枚落ちの感はあるが、最後まで諦めない勝負根性はやはり脅威だ。「府中の長い直線が合うと思って来日を決めた。普段はとても素直でおとなしい女の子だけど、ここ一番でのはじけ方が素晴らしい。彼女は本物の“戦士”だ」と陣営の信頼は厚い。
14日に来日したが、調整は順調。19日の朝は、千葉県白井の競馬学校のダートで、ダクを交えながらキャンター1周半。“ヒール役”を務めたとは思えぬキュートな風貌だが、上質のバネはさすが凱旋門賞馬。初の海外遠征を感じさせない落ち着きを含め、気配は良好だ。「到着直後はカイバの量が減ったけど今ではすっかり回復している。凱旋門賞と同じくらいのいい状態」と出来に不安はない。
東京競馬場での最終追い切りには、主戦のペリエが駆けつける予定。日本キラーの人馬が、府中の杜でもアッといわせるか。