【京都2歳S】エピファネイア衝撃再び

 「京都2歳S」(24日、京都)

 新馬戦で上がり33秒5の強烈な末脚を見せ、後続に3馬身差をつけたエピファネイア。国内外でG1・2勝を挙げた母シーザリオ譲りの切れを存分に見せつけた。陣営が2戦目に選んだのは、厩舎の偉大な先輩ヴィクトワールピサも制した一戦。連勝を飾って、一気に来春のクラシック戦線の主役へと名乗りを上げる。

 衝撃のデビューから約1カ月、エピファネイアが2戦目に挑む。後方のインで脚をためて直線で外へ持ち出すと、次位より1秒も速い上がりを駆使。05年にオークス、アメリカンオークスを制した名牝シーザリオを母に持つ良血馬は、3馬身の着差以上に鮮烈な印象を残した。山田助手も「能力は高いですね。兄弟で一番お母さんに似ていますよ。前走の反動もないですね」と絶賛する。

 スケールの大きさは14日の1週前追い切りにも表れていた。福永を背に栗東CWを単走。終始馬なりだったが、全身バネのような力強いフットワークで、6F78秒3‐37秒2‐12秒3の好時計を記録した。鞍上は「最初は併せ馬の予定で押さえようともしたんだけど、止まらなかったからね」と苦笑いしたが、想定外がありながらも圧巻の動きを披露。「馬は良くなっているよ。コントロールは難しくなった感じだったけど、初戦も競馬では上手に走っていたから」と前向きに語る。

 厩舎の先輩で11年ドバイWCなど、国内外でG1・3勝を挙げたヴィクトワールピサも09年に勝った一戦。同じ道を歩ませるあたり、陣営の期待度の高さが伝わる。「今後につながれば」と山田助手。再び衝撃の走りを見せつけて、自らクラシックへの扉を開く。

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