【JCダート】大橋師、悲願へ2頭出し

 「ジャパンCダート・G1」(12月2日、阪神)

 大舞台にニホンピロアワーズとナムラタイタンの2頭出しで臨む大橋師は、開業9年目での悲願のG1初Vに向けて自然と意気が上がる。「(アワーズは)いいよ。先週も長めをしっかりとやったし、いい状態だね」。一線級との競馬を経験しつつ本格化。好戦を続ける5歳馬への期待度は増すばかりだ。「昔より集中して走れるようになった。まだ中央の重賞は勝てていないけど、展開のアヤや騎手同士の駆け引きもあるからね。決して力差はない。今回は昨年よりも自信を持って送り出せると思う」と頂上決戦へ鼻息が荒い。

 一方のナムラタイタンにもチャンスは十分にありそうだ。前走の武蔵野Sでは6着に敗れているが「まだ体調的にも戻り切っていなかったし、レースも位置取りが後ろ過ぎた。地力で伸びてはくれたが、脚を余したね。今回は使った上積みがあるので」と悲観はしていない。良績は1400~1600メートル戦に集中しているが、今春のマーチS(5着)以来となる1800メートル戦も望むところ。「ズブくなっているのでむしろいいと思う。印はついていないが、人気ほどの差はないよ」とトーンは高かった。

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