【阪神JF】テイサージユ根性で勝つ

 「阪神ジュベナイルF・G1」(9日、阪神)

 2歳女王決定戦に“3本の矢”を送り込む須貝厩舎。前走で強烈なインパクトを与えたコレクターアイテムとオツウの陰に隠れてはいるが、ファンタジーS2着のローブティサージュもしっかりとした実力の持ち主だ。

 気性の勝ったタイプが多いウォーエンブレムの産駒。前回から担当している野本厩務員は「北海道にいたころとは印象が変わった」と困惑したという。競馬を覚えるごとに、父譲りの闘争心が点火。この勝ち気な性格こそがG1獲りへの最大の武器だ。「調教でも併せ馬をすると負けん気を出していく」と舌を巻く勝負根性に期待を寄せる。

 何より主戦の秋山の評価が高い。前走の敗戦も「距離適性の差が出ただけ」と悲観はない。初めての輸送競馬で「心配点が多くて攻め切れなかった」と余裕を残した状態での2着。新馬戦で“大物”と直感した自信は確信へと変わった。1週前追い切りに騎乗して「今度はしっかりやりましたから。距離も延びるし、このまま落ち着いてくれれば」とVへの手応えは十分だ。やんちゃ娘と冷静沈着な鞍上、剛柔コンビが台風の目になる。

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