【AJCC】8歳トランス再進撃
「AJCC・G2」(20日、中山)
仕切り直しの一戦へ向け、豪快にストライドを伸ばした。天皇賞・秋17着以来のトランスワープは16日、大野を背に美浦Wへ。馬任せに気分良く進め、5F67秒3‐37秒8‐12秒0で駆け抜けた。「先週ある程度やっているので、これで十分。息もできている。冬場の方がいい馬。夏より元気がありますね」。ジョッキーのさわやかな笑みが、仕上がりの良さを伝える。
7歳夏に本格化し、函館記念→新潟記念を連覇。余勢を駆って挑んだG1こそ見せ場なく敗れたが、大野に悲観の色はない。「道中は力んで走っていた。いい経験になった」と前を向く。「前走はもたれる面を見せたが、左回りに比べて右回りの方がそういった心配も少ない」とコース変わりを歓迎したのは萩原師。パワーみなぎる8歳馬が、中山から再び快進撃を開始する。